自転車運転中に、自動車と衝突。右手を骨折し、12級7号を取得した例
- 最終示談金:約650万円
- 後遺障害等級:12級7号
事故の状況
ご依頼内容
ベリーベスト法律事務所の対応とその結果
解決までの道のり
まず、手首に可動域制限があったことから、担当医に後遺障害診断書を記載してもらい、被害者請求で後遺障害等級の獲得を目指すことを薦めました。 その後、裁判所基準での損害額を請求するつもりでしたが、この際、相手方保険会社は過失割合について、以前提示していた90:10を撤回して、もっとSさんの過失割合が大きいと主張してくることが予想されましたので、刑事記録を取りつけ、過失についても主張できる点をまとめました。
申請経緯、認定理由等
主治医はあまり協力的ではありませんでしたが、後遺障害診断書作成時に弁護士が面談に伺い、手関節の可動域をしっかり測定して記載してもらえるよう依頼しました。 その後、弁護士の委任請求で後遺障害等級認定申請をしました。 その結果、手関節の可動域制限によって12級7号が認定されました。
示談交渉のポイント
当初予想していたとおり、弁護士が入ったことによって、相手方保険会社は過失が50:50であると主張してきました。保険会社の言い分では、90:10の提示はご本人との示談を前提としていたもので、弁護士が介入して示談額が上がるのであれば、逆に過失も最大限主張するとのことでした。 こちらも刑事記録を取り寄せ、90:10を主張しましたが、S氏が一方通行道路を逆走していたという事実があり、なかなか折り合えませんでした。
解決のポイント
後遺障害等級12級が認定されたことにより、まず自賠責保険から224万円が振り込まれました。その後、最終的には損害額を裁判所基準満額の約937万円、過失を70:30として示談が成立しました。最終示談額は約650万円となり、相談をお受けした時点での保険会社提示額から約570万円の増額解決となりました。 今回は、適切な後遺障害等級が認定されたこと、過失の点で折り合えたことが解決のポイントとなり、当初の示談提示額から大幅に増額させることができました。
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